2016年6月13日月曜日

今週の慶應義塾大学・読売新聞市民講座

6月18日土曜日 慶應義塾大学・読売新聞市民講座の第3回目を迎えます。

 テーマは

『競技会におけるドーピング検査と最近の話題』

 ドーピングについてわかりやすく解説いたします。
 ぜひご参加ください!

今日、競技会におけるドーピング検査は五輪大会や世界選手権などの国際大会のみならず、国体や学生スポーツでも幅広く行われている。最近ではロシアにおける組織的ドーピングが発覚し話題となった。世界アンチドーピング機構は、ドーピング根絶のために様々な施策を講じているが、一方でインターネットを通じて違反物質を簡単に購入できる環境整っているため、全員が “クリーンアスリート” ではないのが現状である。ドーピングは本当に効果があるのか?ドーピングによってどのような健康障害がおきるのか?近年のドーピングの動向は? などについて、小生が長く国際大会に関わってきた経験を元に解説する。

講演者 略歴
石田 浩之(いしだ ひろゆき)
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター准教授
1987年、慶應義塾大学医学部卒業。博士(医学)
慶應義塾大学医学部内科・老年科を経て現職。専門はスポーツ医学(特に運動療法、アスリートのコンディショニング)、運動生理学.兼任する大学院健康マネジメント研究科では健康科学にかかわる研究指導を担当。
社会活動;日本臨床スポーツ医学会評議員、欧州スポーツ医学会会員、米国スポーツ医学会会員、日本肥満学会会員、日本オリンピック委員会医科学委員(バンクーバーオリンピック、ソチオリンピック日本選手団帯同ドクター)、日本アイスホッケー連盟医科学安全管理委員会副委員長、国際アイスホッケー連盟医事委員、アイスホッケー日本代表(男子)チームドクター、読売巨人軍チームドクター

2016年度 慶應義塾体育会部員対象 BLS講習会

慶應義塾体育会部員 各位
           2016年度 BLS講習会のお知らせ
 BLS(Basic life support)とは、心肺停止状態の人に対して行う一次救命処置です。運動中に起こる心肺停止は、周囲の者が速やかに適切な処置を行なうことで、後遺症なく救命できる場合があります。
 慶應義塾体育会のすべての学生にBLS(救急救命)の手技を身につけてもらうため、昨年度から新入部員を対象にBLS講習会をおこなっています。
この講習会は、過去にBLS講習を受けたことがない新入部員と希望する部員が対象となります。

*BLS講習を受けたことがない1年生は全員、必ず受講してください。
同内容の講習を5回行ないます。いずれか1回を受講してくだい。

 第1回 6月29日(水)18:00~ 定員となりました。
 第2回 7月 4日(月)18:00〜 定員となりました。
 第3回 7月 6日(水)18:00~ 残席20名
 第4回 7月11日(月)18:00~ 残席17名
 第5回 7月14日(木)18:00~ 残席16名   

 各日程の講習時間は1時間程度を予定。

【場所】日吉キャンパス・保健管理センター2階
【対象】体育会新入生部員(過去にBLS講習の経験がない部員)
    希望する部員
【費用】無料
【申込方法】スポーツ医学研究センター
      以下の項目をメールで申し込みしてください


件名:BLS講習申し込み
内容:所属部名,代表者氏名,代表者連絡先メールアドレス,代表者電話番号,各日程の参加者人数・氏名
(必ず受付完了メールを送ります。メールが届かない場合は、下記電話番号にご連絡ください)
【申し込み締切】各日程の3日前まで
定員は、各日程30名です。先着順で定員に達し次第締め切ります。

以下の日程は定員に達しています。
  第1回6月29日(水) 第2回7月4日(月)

スケジュールが合わない 場合はご相談ください。

<ご質問・お問い合わせ>
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター
〒223-8521 横浜市港北区日吉4-1-1
Tel.045(566)1090 Fax.045(566)1067
Mail:smrc-info@ml.keio.jp 
担当 八木

2016年度 慶應義塾大学・読売新聞市民講座

慶應義塾大学・読売新聞市民講座
「スポーツの見方・楽しみ方」開催のお知らせ

本年8月から9月にかけて、南米ブラジルのリオデジャネイロにおいて、夏季オリンピック・パラリンピック大会が開催されます。4年後に東京大会を控え多くの方々がこのリオ大会に高い関心を寄せていることと思います。
そこで本講座では、オリンピックの歴史や今回の見どころを分かりやすく解説できればと考えました。今年も慶應義塾大学・読売新聞市民講座を開催できることをとても嬉しく思うと同時に、日本のスポーツ文化発展のために、スポーツの見方、楽しみ方をお伝えできれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。


◎2016/06/18(土) 
「競技会におけるドーピング検査と最近の話題」 
   石田 浩之(スポーツ医学研究センター准教授)

◎2016/06/25(土) 
「オリンピックレガシーと市民スポーツ」
   海老塚 修(健康マネジメント研究科教授)

◎2016/07/02(土) 
「コーディネーショントレーニング~様々な運動を体験しよう~」
   福士 徳文(体育研究所 助教)

どなたでもご参加いただけます(無料)
7/2(土)回のみ、事前お申し込みが必要です。
詳細、お申し込み方法などは、以下URLをご参照ください。

http://www.hc.keio.ac.jp/ja/event/keio-yomiuri2016.html

2015年12月2日水曜日

歩行改善ウェア研究実験協力者募集

歩行改善ウェア研究実験にご協力いただける女性を募集いたします

◎参加条件:足にけがをしていない、18歳以上の女性

◎日時:2015年12月6日(日)
   午前 10:00-12:00
   午後 13:00-15:00 のいずれか2時間

◎場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎2F 中会議室

◎実験内容:
歩行能力を改善するためのインナーウェア(ガードル)が実際に歩行能力を改善できるかという実験です。
通常のインナーウェア(ガードル)と歩行改善のものを履いて、その上にジャージを着ていただき、また、加速度計付メガネをかけて、歩行、片足立ちといったいくつかの動作をしてもらいます。その前後で、着心地、歩きやすさなどのアンケートを行います。
針を刺すといった痛いことはいっさいありません。

◎持ち物:Tシャツ、ジャージ(長ズボンでもOK)、振込銀行先口座番号
◎謝礼:午前2時間または午後2時間でいずれも1回で4500円です(交通費込です)

◎お申込み方法:お電話またはメールでお願いいたします

<連絡先>慶應義塾大学スポーツ医学研究センター
    電話:045-566-1090 担当:常川
    E mail: smrc-info@ml.keio.jp
    ホームページ: http://sports.hc.keio.ac.jp

実験責任者:
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター
教授 勝川史憲
准教授 橋本健史
E mail: hashimotot@keio.jp

どうぞ宜しくお願いいたします

2015年7月6日月曜日

体育会BLS講習について

BLSとはBasic Life Support(一次救命処置)の略称です。

一次救命処置とは何らかの理由で倒れた人に対して、その場に居合わせた人が救急隊や医師に引き継ぐまでの間に おこなう応急手当のことです。正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば誰でもおこなうことができます。慶應義塾体育会に所属する全ての学生に BLS(一次救命処置)の手技を身につけてもらうため、今年度より体育会新入部員を対象におこなうことになりました。

6月18日に初回をおこない現在2回まで講習は終了しています。
現在受付中の講習は最終回の7月13日(月) 27名の空きがあります。(7月6日現在)
今回の講習は体育会所属の新入部員でこれまでに1度もBLS講習を受けたことがない 人
を対象としています。

講習の様子をご紹介します。




講習では

・心臓マッサージができること 
・AEDが使えること

を目標としています。
手技については2ヶ月おこなっていないと忘れてしまう傾向にあるとのことでした。また倒れている人を目の前にした場合、『わからなくても対応しなくてはいけない』ということも念頭においておくようお話がありました。

実技については、倒れている人を発見する場面から意識の確認→協力者を呼び→119番通報とAEDを依頼→呼吸の確認→胸骨圧迫→AED到着→胸骨圧迫交代→AED実行の一連の動作をデモンストレーション。その後、実際に練習をおこないました。

実技の順序
倒れている人を発見
 ↓
肩を叩いて呼びかける→意識なし
 ↓
誰か来てください!
(誰か119番 ・・・はNG。
 過去に救急車が来なかった事例があるので、必ず人を指名する。
 あなた119番通報を、あなたAEDを持ってきてください! 等)

通報については救急車お願いします。ではなく『119番お願いします!』
→他の番号にかけてしまい海難救助に繋がってしまった事例があります)
 ↓
AEDの依頼 
保健管理センターへ連絡(キャンパス内の場合)
 ↓
呼吸の確認(口に顔を近づけ、胸を見て、10秒以上かけない!)
 ↓
胸骨圧迫(強く、速く 5センチ以上)

場所は胸のど真ん中(胸骨下部)を手の付け根で押す
リズムは『毎分100回以上』の速さでおこなう。
(今回はわかりやすくアンパンマンマーチくらいの速さと紹介されています)

AEDの使用方法
※日本国内では現在4種類ほどあり、フタを開けると電源が入るタイプなども有)

本体の電源を入れる
(一番重要です。電極パッドを貼っても電源入ってないければ使えません。また現在設置されているAEDの10%程度は点検がされていないとの報告もあります)
 ↓
衣服を脱がせる(湿布、ペースメーカーなど異物を必ず確認)
 ↓
アナウンスに従い電極パッドを胸に貼る(貼る位置に注意)
 ↓
コードを本体に差し込む
 ↓
解析 
 ↓
ショックが必要な場合→身体から離れるよう周囲に指示
このアナウンスが流れるまで胸骨圧迫は止めないこと
 ↓
周囲にボタンを押すことを告げ、ボタンを押す
 ↓
ショック完了 
 ↓
胸骨圧迫再開

実技は2人一組でおこない、約1時間の講習でしたが胸骨圧迫とAEDの使用方法について繰り返し練習をおこない普段の練習と違う意味で必死になった部員も多く講習終了後は充実した様子でした。
今回の講習では胸骨圧迫を優先した講習となっています。

今回はクリニカル シミュレーションラボ看護師勝田さんにご指導頂いています。

慶應義塾大学医学部 医学教育統轄センター
 クリニカル シミュレーション ラボ
http://www.med.keio.ac.jp/csl-web/

今回の日程で受講が難しい場合は日吉キャンパス保健管理センターにおいて
予定している講習の受講を検討してください。

慶應義塾大学保健管理センター
http://www.hcc.keio.ac.jp/…/branch…/hiyoshi/hiyoshi_news.htm

2015年度BLS講習のお知らせ
http://www.hcc.keio.ac.jp/…/info…/branchnews/hiyoshi/bls.pdf

2014年6月20日金曜日

2014年6月:強くなるためのスポーツ医学基礎講座

強くなるためのスポーツ医学基礎講座:
「熱中症予防」最新の知識 が行われました。

地球温暖化にともなう夏場の気温上昇が問題となること久しく、
熱中症に対する考え方や、予防の知識が一般に広まっています。

ですが、残念なことに、学内スポーツの現場では、熱中症の報告は後を絶たず、今年もすでに体育会部員が熱中症で病院に運ばれた事故が発生しています。

講座では、運動部の代表61名(体育会は必須参加)が集まり、
スポーツ現場での熱中症予防について、

1)熱中症はどうしておきるか?
2)熱中症の予防
3)熱中症が疑われた時の処置

をテーマに石田浩之准教授による講座が行われました。

熱中症にならないためには、まずその日の気象条件を知る事が大事です。

環境省 熱中症予防情報サイト
http://www.wbgt.env.go.jp/

では、気温 湿度 輻射熱 を取り入れた、暑さ指数WBGT(湿球黒球温度)が掲載されています。
さらに、日本体育協会では、WBGTを目安とした運動指針に関する指針を公表しています。
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

参考にして、練習時間や内容を考えましょう。

と言っても、近年夏場では、連日WBGT31℃を超える日が続くことも多く、すべての練習や試合を指針に従って中止することは、現実的に難しいこともあるでしょう。

そこで、予め気象状況を知っておき、しっかりとした知識を持って予防を行い、万が一、熱中症が起きた場合の対策をとっておくことがとても大切です。

熱中症予防の方法として、水分を摂取することは部員の間でもしっかり定着しているようです。
ですが、スポーツ現場では、何をいつどれくらい飲むべきなのかについて、以下の説明がありました。 

【スポーツ現場での水分摂取方法】

◎試合の4時間前に体重1kgあたり5-7mlの水分摂取
◎排尿がないor尿色が濃い→2時間前にさらに3-5ml/kg摂取
◎45-70mg/100mlのナトリウムが入ったものがよい
◎糖分の濃度は6-8%←30分以上の運動はエネルギー補給が必要
◎水分摂取は喉が渇いていなくても行う
◎自分に合ったスポーツドリンクを見つける
◎運動後は体重減少量の1.5倍の水分をすこしずつ摂取

熱中症が疑われた時の処置としては、

・軽度(熱痙攣)では、塩分と水分の補給をする

・中等度(熱疲労)では、涼しい場所へ移動し、身体を冷却し足を高くして寝かせる、塩分と水分の補給を行い、それでも回復しなければ病院へ搬送する

・意識障害があり、発汗が停止、皮膚が赤く熱くなるような重症(熱射病)では、すぐに救急車を要請する。到着を待つ間、全員で冷却を行う。

重症時の冷却方法は、
足を高くして寝かせ、衣服はできれば脱がす。脇や首などを氷で冷やす。さらに身体にうすく水をかけ、扇風機やあおぐことで水を蒸発させ、熱を発散させる、【蒸散冷却法】の説明がありました。

最後に、熱中症予防のポイントとして

◎気温・湿度をモニターする
◎適切な水分摂取と休養
◎急に暑くなった日に起りやすい
◎新入部員は要注意
◎できれば徐々に高温環境に馴らしていく
(高温環境への馴化には2週間かかる)
◎馴化には個人差がある
◎ウェアは頻繁に取り替える
◎可能な限り通気性のよりウェアを着用
◎帽子を着用

をまとめとし、部に必ず持ち帰り、これだけは他の部員に伝えて欲しいとお願いして講座は終了しました。
アスリートのみなさん、ぜひ参考にしていただき、夏場のスポーツ活動を安全に行って下さい。



2014年5月29日木曜日

2014年度 慶應義塾大学・読売新聞市民講座 開講

今年も慶應義塾大学・読売新聞市民講座を開催し、多くの皆様のご参加をお待ちしております。今年は2 月にソチオリンピック・パラリンピックが開かれ、6月にはFIFA ワールドカップブラジル大会が始まり、2020東京オリンピック・パラリンピックの招致も決定しており、人々の関心がスポーツに向いているようです。スポーツが人々の生活の中でより身近な存在となることを期待し、多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。  慶應義塾大学体育研究所 所長 石手 靖

*6月14日は定員に達したため受付終了致しました(5月19日更新)
*講義の教室は日吉キャンパスに入って左手の「第4校舎独立館」内です。
キャンパスマップ参照


日程

2014/06/07(土) 「スポーツ文化からオリンピックを理解する」
   村山 光義(体育研究所・教授)
2014/06/14(土) 「フィギュアスケートの魅力」
   鈴木 明子(フィギュアスケート女子シングル元日本代表)
2014/06/21(土) 「トップアスリートの健康管理から学ぶ食生活」
   橋本 玲子(管理栄養士・スポーツ医学研究センター研究員)
2014/06/28(土)  「みんなでからだを動かして健康に」
   小熊 祐子(スポーツ医学研究センター・准教授)
2014/07/05(土) 「ニュースポーツを体験してみよう」
   野口 和行(体育研究所・准教授)


 ※ 14:00~15:30(90分)全5回 (受付開始:13:00)
 ※ 7月5日は実技のため動きやすい服装・運動靴をご用意ください 

場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 第4校舎独立館DB202教室
(6月21日は第4校舎独立館DB203教室)
7月5日のみ日吉陸上競技場(雨天時:第4校舎独立館D101教室)



対象:どなたでも参加可
(定員:300名)*7月5日のみ定員:100名 事前申込 要



募集要項

  • 定員300名 (7月5日のみ100名)
  • 受付締切 各回1週間前まで
  • 受講料 無料
  • 【申込方法】
    申し込みフォーム(こちら)より必要事項をご登録ください。
    なお、申し込みフォームをご利用できない場合は、氏名(フリガナ)・性別・年齢・住所・電話番号・メールアドレス、参加希望講座日を明記の上メールは、keio-yomiuri2014@adst.keio.ac.jp まで。にてお申し込みください。
    ただし受付回答は致しませんことご了承下さい。定員に達した場合のみご連絡致します。
    FAX でのお申込も受付いたします


  • 【問い合わせ】
    〒223-8521
    横浜市港北区日吉4-1-1 慶應義塾大学日吉キャンパス
    運営サービス担当内
    「慶應義塾大学・読売新聞公開講座」事務局
    E-mail keio-yomiuri2014@adst.keio.ac.jp
    TEL  045-566-1000
    FAX 045-566-1002