11月4日から11月6日において、
体育会部員を対象とした血液検査を行ないました。
この検査は春と秋の年2回実施しています。
原則的に春の検査は対象を1年生部員とし、
秋の検査は2年生以上の部員としています。
今回検査を受けた部員は3日間で73名でした。
例年、秋の検査は受検者数が少ないので、
来年度からは、春の検査を全部員対象とし、
秋の検査を廃止するかもしれません。
そうした場合に支障がでそうな部については、
ご意見またはご相談ください。
結果返却期間は11月26日(木)から12月3日(木)と予定していましたが、
すでに用意ができましたので、
本日より返却いたします。
土曜、日曜、祭日を除く、開所時間8:30から17:00の間に代表者が窓口まで受け取りに来て下さい。
その際、検査料(ひとり700円)を人数分まとめてお支払いください。
2009年11月18日水曜日
2009年11月4日水曜日
ライフスタイル改善プログラム《メールマガジン第2号》
スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。
プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。
このメールマガジンは2009年3月に配信されました。
**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第2号≫**
気まぐれな天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒いと体を動かすのがついおっくうになり、晴れたら今度は花粉が飛散し、
思うように「活動的」な生活がしづらいのが、今の季節です。
さて、小熊先生のメールマガジン≪第1号≫に続き、≪第2号≫は
プログラムの栄養面を担当しております、私、橋本が「維持期の考え方」
についてまとめましたので、ご覧ください
■体重維持期の考え方
国民の2人に1人が肥満もしくは過体重と言われているアメリカでは、
様々な減量プログラムが行われています。これらの減量プログラムに成
功した人の多くは、始めの6か月までに元の体重の8〜10%減量しており
1年後のフォローアップ時には落とした体重の2/3程度を維持している
ことが報告されています。ここで何をお伝えしたいかと言うと、減量を
始めた頃は順調に体重が落ちても、あるところまで来ると体重が減りに
くくなるということです。これは、少ない食事量でも何とか体重を減ら
さず、体の恒常性を維持しようと、体の方が適応するためと考えられて
います。このように体重が減らない「停滞期」に遭遇した場合は、焦ら
ず、プログラムの原点に戻って、バランスのとれた食生活と運動習慣を
継続することが重要です。
そして、ある程度体重が安定してきたら、次は「減量」を目標にする
のではなく、落とした体重を長期にわたって「維持」することに目を向
けるようにしましょう。特にメタボ改善プログラムに参加された皆さん
は、元の体重がそれほど多いわけではありませんので、まずは減量目標
を5〜10%ぐらいに設定し、6か月を過ぎたらその体重を維持するよう心
掛けてみてください。体重を減らしすぎると、リバウンドを起こしやす
くなりますので、ご自分が健康で、最も活発に活動できる体重を見つけ
ることが、結果的にはメタボ改善にもつながることを忘れないようにし
たいですね。
参考資料
・『Managing Obesity: A Clinical Guide』2004, American Dietetic Association
・ Position of the American Dietetic Association: Weight Management,
Volume 109, Issue 2. Page 330-346 (Feb. 2009)
・日本肥満学会ガイドライン2006
■体重維持期の食生活について
1.摂取エネルギー量の目安
皆さんが、メタボ改善プログラムを開始した時の摂取エネルギー量の
目安は、無理のない「減量」を目的に設定した数値です。プログラム
を開始した時よりも体重が減少し、運動を継続している場合は、設定
したエネルギー量より、少し多めにしても問題はないでしょう。
「今のままでちょうど良い」と言う方は、あえて増やす必要はありま
せんが、今よりも少なくすることのないよう、ご注意ください。
2.低脂肪、高たんぱく質、高ビタミン、高ミネラル、高食物繊維
健康的な食生活の基本は、「減量期」も「維持期」も変わりありません。
目に見える油脂(バター、肉の脂身)はもちろんのこと、菓子パン
などの目に見えない油脂のとり過ぎにも、気を配るよにしたいですね。
また、野菜も常に「たっぷり」とることを心掛けましょう。
3.自分へのご褒美も忘れずに
「減量期」や「維持期」に、口にしてはいけないものはありません。
適量の範囲以内(摂取エネルギー量の約10%)で楽しむのが理想です
が、「どうしてもアルコールがやめられない」「果物を食べ過ぎてしま
う」など、「これだけは譲れない」こだわりが一人一人あるはずです。
そのような場合は、「ご飯の量」を減らしたり、「運動量」を増やすなど、
自分に合った方法で、栄養の過不足を調整するようにしてみてください。
4.オフ会などを有効に活用する
プログラムに参加された方の「失敗談」や「成功例」を聞くだけでも、
良い刺激となり、今まで気がつかなかったヒントが見つかるかも知れ
ません。今後も定期的に食事会や体を動かす楽しい企画を予定してい
ますので、、モチベーションを維持するためにも、オフ会を有効に活用
してみてください。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。
プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。
このメールマガジンは2009年3月に配信されました。
**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第2号≫**
気まぐれな天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒いと体を動かすのがついおっくうになり、晴れたら今度は花粉が飛散し、
思うように「活動的」な生活がしづらいのが、今の季節です。
さて、小熊先生のメールマガジン≪第1号≫に続き、≪第2号≫は
プログラムの栄養面を担当しております、私、橋本が「維持期の考え方」
についてまとめましたので、ご覧ください
■体重維持期の考え方
国民の2人に1人が肥満もしくは過体重と言われているアメリカでは、
様々な減量プログラムが行われています。これらの減量プログラムに成
功した人の多くは、始めの6か月までに元の体重の8〜10%減量しており
1年後のフォローアップ時には落とした体重の2/3程度を維持している
ことが報告されています。ここで何をお伝えしたいかと言うと、減量を
始めた頃は順調に体重が落ちても、あるところまで来ると体重が減りに
くくなるということです。これは、少ない食事量でも何とか体重を減ら
さず、体の恒常性を維持しようと、体の方が適応するためと考えられて
います。このように体重が減らない「停滞期」に遭遇した場合は、焦ら
ず、プログラムの原点に戻って、バランスのとれた食生活と運動習慣を
継続することが重要です。
そして、ある程度体重が安定してきたら、次は「減量」を目標にする
のではなく、落とした体重を長期にわたって「維持」することに目を向
けるようにしましょう。特にメタボ改善プログラムに参加された皆さん
は、元の体重がそれほど多いわけではありませんので、まずは減量目標
を5〜10%ぐらいに設定し、6か月を過ぎたらその体重を維持するよう心
掛けてみてください。体重を減らしすぎると、リバウンドを起こしやす
くなりますので、ご自分が健康で、最も活発に活動できる体重を見つけ
ることが、結果的にはメタボ改善にもつながることを忘れないようにし
たいですね。
参考資料
・『Managing Obesity: A Clinical Guide』2004, American Dietetic Association
・ Position of the American Dietetic Association: Weight Management,
Volume 109, Issue 2. Page 330-346 (Feb. 2009)
・日本肥満学会ガイドライン2006
■体重維持期の食生活について
1.摂取エネルギー量の目安
皆さんが、メタボ改善プログラムを開始した時の摂取エネルギー量の
目安は、無理のない「減量」を目的に設定した数値です。プログラム
を開始した時よりも体重が減少し、運動を継続している場合は、設定
したエネルギー量より、少し多めにしても問題はないでしょう。
「今のままでちょうど良い」と言う方は、あえて増やす必要はありま
せんが、今よりも少なくすることのないよう、ご注意ください。
2.低脂肪、高たんぱく質、高ビタミン、高ミネラル、高食物繊維
健康的な食生活の基本は、「減量期」も「維持期」も変わりありません。
目に見える油脂(バター、肉の脂身)はもちろんのこと、菓子パン
などの目に見えない油脂のとり過ぎにも、気を配るよにしたいですね。
また、野菜も常に「たっぷり」とることを心掛けましょう。
3.自分へのご褒美も忘れずに
「減量期」や「維持期」に、口にしてはいけないものはありません。
適量の範囲以内(摂取エネルギー量の約10%)で楽しむのが理想です
が、「どうしてもアルコールがやめられない」「果物を食べ過ぎてしま
う」など、「これだけは譲れない」こだわりが一人一人あるはずです。
そのような場合は、「ご飯の量」を減らしたり、「運動量」を増やすなど、
自分に合った方法で、栄養の過不足を調整するようにしてみてください。
4.オフ会などを有効に活用する
プログラムに参加された方の「失敗談」や「成功例」を聞くだけでも、
良い刺激となり、今まで気がつかなかったヒントが見つかるかも知れ
ません。今後も定期的に食事会や体を動かす楽しい企画を予定してい
ますので、、モチベーションを維持するためにも、オフ会を有効に活用
してみてください。
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