2010年11月18日木曜日

スポーツ医学基礎講座:「スポーツと栄養」入門編が行われました

11月17日(水)
スポーツ医学研究センター2Fセミナー室にて、
『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』の記念すべき第1回目の講座が行われました。
今回のテーマは『スポーツと栄養』入門編、
講師は、スポーツ医学研究センターの石田浩之准教授でした。




今回は入門編ですので、受講者は“栄養の知識がまったくない”という前提で、
「三大栄養素」とは何かという、栄養の基礎の基礎から始まりました。
三大栄養素とは「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」ですね。

トピックとして
・運動するエネルギーはどこから来るのか?
・運動するエネルギーはどこに貯まっているのか?
・身体をつくるための食事の原則

の3つを挙げ、運動時のエネルギー供給の仕組み、運動におけるグリコーゲンの貯蓄と効率的な補充の重要性、そして、身体をつくる(大きくする)ためには消費エネルギーよりも摂取エネルギーが上回らなければならないなどの話しがありました。

今回の講義の大きなポイントは、

◎自分がどれくらいのエネルギーを消費していることを知ろう
◎身体を大きくするためには『摂取エネルギー>消費エネルギー』
◎グリコーゲン(糖質)の十分な摂取を心がけよう!(主食をしっかり摂ろう)
◎長期的な身体づくりやパフォーマンスの向上には適正なエネルギー摂取と糖質摂取!!

でした。



講義終了後のアンケートでは、
おおむね“分かりやすかった”との感想をいただきました。
また、他の部員にも教えたいと書いてくれた受講者がいましたので、
講義を撮影した映像を、DVDにしました。
希望者には貸出ししますので、窓口にて申し込みをしてください。





最近は、さまざまな情報が簡単に手に入る環境です。
学生のみなさんも断片的な栄養学の知識はあるようですが、
このような基礎が理解できていないと、
正しいスポーツ栄養を学び、実践することができません。

次回の講座は、
12月15日(水)「スポーツと栄養」基礎編です。

基礎編では、三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルの役割、
バランスのとれた食事とは?
強くなるためには何をどんな風に食べたらいい?
など入門編から少しレベルアップしたお話をしたいと思います。

『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』は慶應義塾体育会学生を対象とした教育講座です

2010年11月2日火曜日

慶應義塾教職員対象『正しい体脂肪率を知ろう!』参加者募集のお知らせ

最近は、ご家庭やスポーツジムで体脂肪率の測定ができる装置が普及しています。
でも、こうした簡便な装置は必ずしも正確ではありません。
体脂肪率の基準となる水中体重秤量法で、あなたの正確な体脂肪率を測定してみませんか?
測定結果については、専門医が詳しくご説明し、体組成のお悩みなどのご相談にも応じます。


教職員対象『正しい体脂肪率を知ろう!ー水中体重法による体脂肪率測定ー』参加者募集

日時:2010年12月11日(土)9:30〜12:00
定員:30分ごとに2名まで(計10名程度 先着順にて受付)
対象:慶應義塾教職員
費用:無料

申し込みはお電話(045-566-1090内線32720)にて受付致します。
定員になり次第、受付を終了致します。

*測定についてのご注意*
水中体重法による体脂肪率測定は、水着を着用していただき、座った状態で温水に頭まで浸り、
数秒の息こらえを行っていただきます。
持病をお持ちの方、測定に不安のある方は、ご気軽にご相談ください。

Newsletter No.4発行のお知らせ

このたび、スポーツ医学研究センターでは、
Newsletter第4号を発行致しました。
今回の研究紹介は、
『メタボリックシンドローム・その予備群における効率的なライフスタイル改善法の探索』准教授 小熊祐子
です。
トピックスとして、体育会部員を対象とした血液検査についてのまとめも掲載しております。

Newsletter No.4はこちらのページからご覧になれます。