スポーツ医学研究センター2Fセミナー室にて、
『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』の記念すべき第1回目の講座が行われました。
今回のテーマは『スポーツと栄養』入門編、
講師は、スポーツ医学研究センターの石田浩之准教授でした。

今回は入門編ですので、受講者は“栄養の知識がまったくない”という前提で、
「三大栄養素」とは何かという、栄養の基礎の基礎から始まりました。
三大栄養素とは「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」ですね。
トピックとして
・運動するエネルギーはどこから来るのか?
・運動するエネルギーはどこに貯まっているのか?
・身体をつくるための食事の原則
の3つを挙げ、運動時のエネルギー供給の仕組み、運動におけるグリコーゲンの貯蓄と効率的な補充の重要性、そして、身体をつくる(大きくする)ためには消費エネルギーよりも摂取エネルギーが上回らなければならないなどの話しがありました。
今回の講義の大きなポイントは、
◎自分がどれくらいのエネルギーを消費していることを知ろう
◎身体を大きくするためには『摂取エネルギー>消費エネルギー』
◎グリコーゲン(糖質)の十分な摂取を心がけよう!(主食をしっかり摂ろう)
◎長期的な身体づくりやパフォーマンスの向上には適正なエネルギー摂取と糖質摂取!!
でした。
講義終了後のアンケートでは、
おおむね“分かりやすかった”との感想をいただきました。
また、他の部員にも教えたいと書いてくれた受講者がいましたので、
講義を撮影した映像を、DVDにしました。
希望者には貸出ししますので、窓口にて申し込みをしてください。

最近は、さまざまな情報が簡単に手に入る環境です。
学生のみなさんも断片的な栄養学の知識はあるようですが、
このような基礎が理解できていないと、
正しいスポーツ栄養を学び、実践することができません。
次回の講座は、
12月15日(水)「スポーツと栄養」基礎編です。
基礎編では、三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルの役割、
バランスのとれた食事とは?
強くなるためには何をどんな風に食べたらいい?
など入門編から少しレベルアップしたお話をしたいと思います。
*『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』は慶應義塾体育会学生を対象とした教育講座です