2010年12月15日水曜日

DVD貸し出しのお知らせ

スポーツ医学研究センターは、体育会学生を対象に「強くなるためのスポーツ医学基礎講座」を開講することといたしました。
この講座は、特にスポーツ医学の立場から、体育会学生の健康維持やパフォーマンス向上を目的とした講座を定期的に行うものです。

本年度はその準備として11月に「スポーツと栄養:入門編」を、
12月に「スポーツと栄養:基礎編」の2講座を行いました。

このたび、上記講座を録画しDVDを作成いたしました。
スポーツに必要な栄養の話を、入門レベルから基礎レベルまでスポーツドクターがなるべく易しい内容でお話しました。
参加した体育会学生からも『大変わかりやすかった』と好評でした。

このDVDを学内学生を対象に貸し出しをします。
希望する学生はスポーツ医学研究センター窓口にてお申し出ください。

2010年12月9日木曜日

スポーツ医学基礎講座:「スポーツと栄養」基礎編が行われました

12月8日(水)「強くなるためのスポーツ医学基礎講座』の2回目、
『スポーツと栄養:入門編』が行われました。

講師は、勝川史憲准教授です。




前回の『入門編』に引き続き、
今回は内容を少しステップアップして、
・エネルギーと三大栄養素
・主食
・主菜
をトピックとして『スポーツと栄養』の講義が行われました。






まず、年齢と性別、体重によりおおよその基礎代謝を計算し、
『PAL(physicalactivity level)=総エネルギー消費量/基礎代謝』という身体活動レベルの指標を参考に、自分の一日の消費エネルギーを求めてみました。

健康に生きるためには、この一日の消費エネルギーを満たすエネルギーを摂取しなければいけないわけで、さらに身体を大きくするためには、これを上回るエネルギー量を摂取しなければならないのです。

三大栄養素の話しは「入門編」でもありましたが、
「基礎編」では、
主食は糖質
主菜はたんぱく質
副菜はビタミン、ミネラル
をとるための食品であり、

主食として適している食品、有効なタンパク源となりうる食品の話しまで発展しました。

主食としてよく取り上げられる食品やタンパク源として好まれそうな食品のエネルギー比率が表で示されました。そのような食品もエネルギー比率でみてみると意外と脂質が多く、有効な栄養素は少ないということに驚いている学生が多く見られました。

三大栄養素をエネルギーに換算すると
たんぱく質:1グラム=4kcal
脂質:1グラム=9kcal
糖質:1グラム=4kcal
ですから、想像以上に食品中の脂質が占めるエネルギー量は高いのです。

お肉などは、脂身や皮を取り除くだけでかなり脂肪をおさえることができますが、
脂肪の少ない肉は固くなり、食べにくくなります。
そんな固い肉を柔らかくする“秘策”が最後に披露され、
学生諸君はとても参考になった(終了後のアンケートより)ようです。


今年度は『スポーツと栄養』と題しまして、
“入門編”“基礎編”の講義を行いましたが、
『栄養』の話しは内容が非常に幅広く、とても2回では足りません。
来年度は、さらに発展した『栄養』の講義を含め、『トレーニング』『メンタルケア』など
様々なテーマで行う予定です。

来年度の予定は、体育会主務連絡会を通じて、またスポーツ医学研究センターのホームページでお知らせいたします。


11月17日の『スポーツと栄養:入門編』、12月8日の『スポーツと栄養:基礎編』を録画し、
DVDを作成しました。
学内の学生を対象に貸出しをしますので、
ぜひ有効に使ってください。


『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』は慶應義塾体育会学生を対象とした教育講座です

2010年11月18日木曜日

スポーツ医学基礎講座:「スポーツと栄養」入門編が行われました

11月17日(水)
スポーツ医学研究センター2Fセミナー室にて、
『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』の記念すべき第1回目の講座が行われました。
今回のテーマは『スポーツと栄養』入門編、
講師は、スポーツ医学研究センターの石田浩之准教授でした。




今回は入門編ですので、受講者は“栄養の知識がまったくない”という前提で、
「三大栄養素」とは何かという、栄養の基礎の基礎から始まりました。
三大栄養素とは「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」ですね。

トピックとして
・運動するエネルギーはどこから来るのか?
・運動するエネルギーはどこに貯まっているのか?
・身体をつくるための食事の原則

の3つを挙げ、運動時のエネルギー供給の仕組み、運動におけるグリコーゲンの貯蓄と効率的な補充の重要性、そして、身体をつくる(大きくする)ためには消費エネルギーよりも摂取エネルギーが上回らなければならないなどの話しがありました。

今回の講義の大きなポイントは、

◎自分がどれくらいのエネルギーを消費していることを知ろう
◎身体を大きくするためには『摂取エネルギー>消費エネルギー』
◎グリコーゲン(糖質)の十分な摂取を心がけよう!(主食をしっかり摂ろう)
◎長期的な身体づくりやパフォーマンスの向上には適正なエネルギー摂取と糖質摂取!!

でした。



講義終了後のアンケートでは、
おおむね“分かりやすかった”との感想をいただきました。
また、他の部員にも教えたいと書いてくれた受講者がいましたので、
講義を撮影した映像を、DVDにしました。
希望者には貸出ししますので、窓口にて申し込みをしてください。





最近は、さまざまな情報が簡単に手に入る環境です。
学生のみなさんも断片的な栄養学の知識はあるようですが、
このような基礎が理解できていないと、
正しいスポーツ栄養を学び、実践することができません。

次回の講座は、
12月15日(水)「スポーツと栄養」基礎編です。

基礎編では、三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルの役割、
バランスのとれた食事とは?
強くなるためには何をどんな風に食べたらいい?
など入門編から少しレベルアップしたお話をしたいと思います。

『強くなるためのスポーツ医学基礎講座』は慶應義塾体育会学生を対象とした教育講座です

2010年11月2日火曜日

慶應義塾教職員対象『正しい体脂肪率を知ろう!』参加者募集のお知らせ

最近は、ご家庭やスポーツジムで体脂肪率の測定ができる装置が普及しています。
でも、こうした簡便な装置は必ずしも正確ではありません。
体脂肪率の基準となる水中体重秤量法で、あなたの正確な体脂肪率を測定してみませんか?
測定結果については、専門医が詳しくご説明し、体組成のお悩みなどのご相談にも応じます。


教職員対象『正しい体脂肪率を知ろう!ー水中体重法による体脂肪率測定ー』参加者募集

日時:2010年12月11日(土)9:30〜12:00
定員:30分ごとに2名まで(計10名程度 先着順にて受付)
対象:慶應義塾教職員
費用:無料

申し込みはお電話(045-566-1090内線32720)にて受付致します。
定員になり次第、受付を終了致します。

*測定についてのご注意*
水中体重法による体脂肪率測定は、水着を着用していただき、座った状態で温水に頭まで浸り、
数秒の息こらえを行っていただきます。
持病をお持ちの方、測定に不安のある方は、ご気軽にご相談ください。

Newsletter No.4発行のお知らせ

このたび、スポーツ医学研究センターでは、
Newsletter第4号を発行致しました。
今回の研究紹介は、
『メタボリックシンドローム・その予備群における効率的なライフスタイル改善法の探索』准教授 小熊祐子
です。
トピックスとして、体育会部員を対象とした血液検査についてのまとめも掲載しております。

Newsletter No.4はこちらのページからご覧になれます。

2010年9月14日火曜日

ライフスタイル改善プログラム《メールマガジン第6号》


スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。

このメールマガジンは2009年9月に配信されました。

**メールマガジン第6号**

メタボ改善プログラム参加者の皆様

このところさわやかな秋晴れが続いています。皆様、いかがお過ごしですか。
今回は、このプログラムにもスタッフとしてお手伝いいただいている、大学院健康マネジメント研究科博士課程の原田さんに、ショートテニスについて、ご紹介いただきました。


メールマガジンVol.6  ショートテニス特集

文責 慶應義塾大学 大学院健康マネジメント研究科 原田昇

[自己紹介]
大学院では、テニスや卓球のような球技のシニアスポーツとしての優位性を幅広い観点から見出し、さらに大人になってからでは難しいといわれるそれらの球技技術の習得がどうしたら可能になるかを研究しています。

[ショートテニス特集]
テニス習得の難しさを克服するために開発された「ショートテニス」は、スポンジボールでプレーするため誰でも簡単にラリーを楽しむことができる優れた球技です。今回はこのショートテニスのシニアスポーツとしての優位性を運動生理学の側面から分析した結果をご紹介したいと思います。

[ショートテニスの誕生と歴史]
硬式テニス習得の難しさを克服するために広範な研究がおこなわれ,1970年代にスウエーデンでショートテニスが開発されました(Techinical Sport Data Jan 1985 No.18)。1981年には、英国のLawn Tennis Associationがショ−トテニス を試験的に2000校の学校、レジャーセンター、民間のテニスクラブに導入し、将来のテニスプレーヤーを育てることを主な目的として本格的なル−ル作りが行われました。 
日本では、NPO法人ショートテニス振興会が1985年に設立され普及活動を行っています。また毎年9月23日の「テニスの日」には、日本テニス協会、日本テニス事業協会、日本テニス女子連盟も子供たちのためのショートテニス教室を開催し普及活動を行っています。
一方、シニアを対象としたテニスの普及活動は、地域のテニス協会に一任されていますが、各協会の取り組みは一様ではなく、概して積極的ではないのが現状です。

[ショートテニスの用具]
ショートテニスのコートの広さは89.78m2 、通常のテニスコートの約1/3の広さです。またラケットは硬式に比べ約15cm短く、ボールはスポンジボ−ルを使用します。



        
[ショートテニスの運動強度]
運動をする本人の体力に合わせた「運動のきつさ」を表す指標の一つに酸素摂取リザーブという数値があります。アメリカスポーツ医学会は、この値が40%から60%水準であればその運動をシニアにふさわしい運動としています。我々が、ショートテニス試行中の酸素摂取量の測定を行ったところ、ショートテニスのダブルスの酸素摂取リザーブの値が38%を示し、概ねシニアにふさわしい運動強度(相対的)の値を示しました。シングルスでは酸素摂取リザーブ値は67%となりややきつめの運動であることがわかりました。                           
運動強度とは別の話になりますが、ショートテニスにおいては初心者でもゲーム中のラリーが続くため(ダブルス平均2.6回)、定常的に中程度の酸素消費が可能になっていることがわかりました。このことは、ダブルスプレー中の心拍数が平均98bpmで安定的に推移していることからも確認できました。
      
[まとめ]
ショートテニスの運動強度はゲームやラリーの内容、被験者自身の運動習慣の有無により運動強度が異なりますが、ショートテニスのダブルスは1)シニアにとり適度な運動負荷量を持っている。2)ラリーが続くことから初心者でも運動効率よくプレーをすることができることが示されました。
今後の研究においては、被験者の数を増やすと同時に実際にシニアの人たちを対象とした評価を行い、シニアスポーツとしての有用性を詳細に検証していく必要があると考えています。

[皆さんへのメッセージ]
ショートテニスはスポンジボ−ル(一個250円から350円)とラケット(5000円)さえあれば、広い場所がなくても手軽に楽しむことができます。ネットも5000円くらいで買うことができますがなくても十分楽しめます。是非試しにプレーをしてみてください。ただしボールが軽いため、風が強い日の屋外でのプレーは難しくなります。
皆さんのご興味があればオフ会で取り上げてもらい一緒にショートテニスを楽しみましょう。

2010年8月20日金曜日

夏期休業のお知らせ

慶應義塾大学日吉キャンパスは8月21日(土)~27日(金)の期間、夏期休業とさせていただきます。
それに伴いまして、スポーツ医学研究センターも閉館となりますので、お電話でのお問い合わせは8月30日(月)以降にお願いいたします。
フォームでのお問い合わせ、書籍の申し込みは上記期間中も受け付けておりますが、お返事は30日(月)以降となりますのでどうぞご了承ください。

2010年4月13日火曜日

大学端艇部乳酸測定






4月某日、
大学体育会端艇部の乳酸測定が行われました。
今回は本測定のまえの予備テストです。

通常の乳酸測定は、日吉キャンパスにある当センターに来所してもらい、
私たちスタッフが検査を受け持ちます。
しかし、端艇部は練習本拠地が戸田にあるため、
被験者となる選手を日吉に集めるのはスケジュール調整が大変です。

当センターで乳酸測定に用いているアークレイ社ラクテート・プロは、
医療従事者でなくても測定が可能です。
そこで、端艇部の部員に測定技術を習得してもらい、
戸田の練習場で本測定を行うことになりました。







今回の測定スタッフは、
端艇部の女子マネージャーと、コックスの部員が担当します。

電池の入れ方から始まり、
センサーの取り扱い、基本操作方法、採血方法、測定の手順、医療汚染物質の取り扱いなど
をひととおり指導して、測定スタッフで採血と測定を体験してもらいました。

いざ、選手を被験者に、
本番と同じプロトコールで試験開始!

女子マネさん、最初はかなり緊張していた様子でしたが、
測定を繰り返すうちに、だいぶ馴れてきた様子です。

今回のプロトコールはローイングエルゴを用い、
3分間を1ステージとし、指定したレイト数で漕ぐことで負荷をかけます。

ステージごとにレイト数を増やしていく、多段階漸増負荷試験です。

そして、ステージの合間に1分間のレストを設け、
この1分間で乳酸を測定します。
↑の写真では選手もまだ余裕の表情ですが、、







負荷量が増えるにつれ、この辛い表情。
指定するレイト数を保てなくなったら終了です。





最後は、オールアウト。
座っていられません(笑)


この日は、選手2名のテスト測定を行いました。
最初は緊張した面持ちの測定担当スタッフも2名の測定を終える頃には、
手技も安定し、余裕が見られました。
この様子なら、現場での測定も大丈夫そうです。

このように、スポーツ医学研究センターでは、乳酸測定器の貸出しも行っています。
検査室の測定では難しい、より実際の競技に近い現場での測定が可能です。
学内の団体であること、正しい安全な測定技術が得られるまでレクチャーを受けること
を条件とし、乳酸測定器、医療廃棄箱、アルコール綿など消耗品の貸出しを行っています。
ラクテートセンサーは必要分を実費で購入してもらいます。

乳酸測定や乳酸測定器の貸出しについては、
スポーツ医学研究センターに電話にてお問い合わせください。

スポーツ医学研究センター
Tel 045-566-1090

2010年4月2日金曜日

Newsletter No.2発行のお知らせ

このたび、スポーツ医学研究センターでは、
Newsletter第2号を発行致しました。
今回の研究紹介は、
『内蔵脂肪と運動・食事:レビューから見えてくるもの』准教授 勝川史憲
です。

Newsletter No.2はこちらのページからご覧になれます。

2010年3月1日月曜日

Newsletter創刊のお知らせ

このたび、スポーツ医学研究センターでは、
Newsletterを創刊いたしました。
ホームページからPDFファイルをダウンロードしてお読みください。

Newsletterはこちらのページからご覧いただけます。

ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第7号≫

スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。

このメールマガジンは2010年3月に配信されました。


**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第7号≫**

                       
 皆さん、こんにちは。小熊先生の指導のもとで太極拳の健康効果についての研究をしている飯田健次です。今日は太極拳にまつわる話をQ&A形式で分かり易くお話したいと思います。


Q. 太極拳の名前の由来は?
A. 「太極」という言葉は中国の古典の一つである「易経」に最初に現れた言葉で、「太極」の本来の意味は「絶対無、物事が極まった状態」をいいますが、そこから「すべからく天地万物の理-動すれば陽が生まれ、動が極まって静となる。静すれば陰が生まれ静が極まれば、また動となる」といった意味で使われています。
太極拳の動きは常に左右のどちらかの足に重心をゆっくりと動かしている(つまり、左右の足が常に陽になったり陰になったりと変化している)ことから、18世紀初頭の清王朝時代に民間の武術家であった王宗岳という人が「太極拳論」という論文を書いたことで、それまで「長拳」とか「軟拳」などと呼ばれていた名前がこの論文以降「太極拳」に統一され確定したと言われています。



Q. 太極拳の歴史は?
A. 太極拳がいつ頃誰によって始められたのかは諸説があってあまり定かではありませんが、歴史上に記述されている最初が17世紀の陳王廷という人が陳式太極拳を創設したというものです。初期のころは健康面と格闘面の双方の作用を備えていたようですが、軍事技術の発展に伴い、格闘面の作用が薄れて健康面に注目されるようになったと言われております。伝統的な太極拳には陳式や楊式など5つの様式がありますが、現在最も一般的に普及しているのは1956年に中華人民共和国体育運動委員会によって制定された簡化24式太極拳です。これは太極拳を全く知らない人でも易しく学べるように健康増進を目的に楊式を簡略化して作られたもので、これ以降世界中に広がったようです。日本には1972年の日中国交正常化前後に伝わったといわれております。






Q. 太極拳は本当に健康に良いか
A. 前述の武術家である王宗岳が『十三勢歌』という本の中で「太極拳の目的は健康を維持して長寿を得るためのものである」と述べており、昔から太極拳が健康に良いという認識は持たれていたようですが、科学的な実験によって証明されたのは最近になってからです。1996年にアメリカのエモリ-大学のウォルフ教授が発表した論文(太極拳によって転倒のリスクが47.5%減少)が大変注目されて、その後世界中で太極拳の研究論文が数多く発表されるようになりました。
 表1は2年前に私が太極拳に関する研究論文を調査してグラフにしたものです。勿論いくつかの研究の中には効果が見られなかったとする研究報告もふくまれておりますが、太極拳の健康効果についての大まかなアイディアがこの表から得られるのではないかと思います。


              表1 太極拳研究のテーマ   





この表でもお分かりのように研究テーマの中で一番多いのが転倒予防効果です。太極拳の転倒予防効果は他の諸々の転倒予防運動と比べても優れているという報告がなされております。太極拳は非常にスローな動きをしながら、常に体の重心を左右どちらかの足に移動させながらの運動するのを特徴としております。つまり、太極拳を行っている間は常に片足立ちを行っていると言えますが、このことは常に不安定な状態にあることを意味いたします。体が不安定な状態にあるため、体内では常にバランスを保とうという働きが作用しており、このことが体のバランス能力を高めることになると思われます。
2番目に多いのが心理的精神的効果についての研究です。太極拳は動きながらの瞑想(動的瞑想)又は、動きながらの禅(動禅)と表現されたり致します。太極拳をすることで活気がでる、ストレス対処能力が高まるなどいろいろな精神的効果が言われております。私も現在、太極拳の精神的効果について研究をしております。結果がまとまりましたら、又次の機会にでもご報告させていただきます。






最後に、最近の話題を一つご紹介致します。アメリカのハーバード大学医学部が発行しているニュースレターの2009年6月号に太極拳に関する記事が掲載されておりました。その中に「太極拳は動きながらの瞑想(動的瞑想)と言われているが、動きながらの治療(動的治療)とも言えるのではないか。武術として中国で始められたこの心身鍛練法は多くの病気の予防や治療に効果があるという研究発表が最近増えてきている」と書かれてありました。20世紀は人も国もスピードを競う時代でしたが、最近はスローライフが注目を集めています。ゆっくりと体をスローに動かしてみては如何ですか。 (文責:慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 飯田)

2010年2月10日水曜日

第5回メタボプログラムオフ会開催

メタボ改善プログラム参加者の皆様

皆様こんにちは!
トレーニング担当の八木です。
去る2月6日土曜日
第5回のメタボプログラムオフ会が開催されました。
その様子をご報告させて頂きます。

今回は大田区にある多摩川台公園を散策しつつ
自由が丘まで足を延ばしレストランでの会食となりました。

当日はお天気はとても良かったのですが
風が強く寒い中の開催となりました。
13時30分に東急東横線多摩川駅に集合、
駅からすぐアクセス可能な多摩川台公園を散策いたしました。




多摩川台公園


まず、ウォーキングの前に広場にて
大学院生 飯田さんによる太極拳の動きを
織り交ぜたウォーミングアップをおこないました。

                              
身体が温まったところでウォーキング開始!





公園は多摩川沿いの高台にあるため眺めも良く
お天気が良い時は富士山や近隣の山々を一望することができます。
この日は雲がかかっており富士山を見ることは叶いませんでした。残念!
公園内は意外に広く、広場や池、遊具が設置されている場所などもあり
近隣の方々の憩いの場にもなっているようです。


                    

まだ少し早いですが桜の木も300本ほどあり
お花見の時期には東横線の車窓から桜を観ることができます。

ウォーキングは多摩川台公園から田園調布の浮世離れしたお屋敷街を通過しつつ、
一路自由が丘へ。週末の土曜日とあってたくさんの人が訪れていました。

途中、個人的に気になる仏蘭西車が・・・・・・

             

今回お世話になるT'sレストランは自由が丘駅ロータリー側にあります。


T'sレストラン





小熊先生の開会の挨拶に始まり、栄養面でのご指導を頂いている
橋本玲子先生からもお言葉を頂きました。
お一人おひとりの近況やスタッフの話も交えながら和やかな雰囲気となりました。

会食は以下の内容です。
本日は特別にメニューの中から少量づつ
様々な内容を提供していただきました。

お食事
大豆ミートのハンバーグ
油淋鶏の唐揚げ
たっぷり野菜のピザ
トマトとバジルの野菜ドリア




飲み物
ガヨマウンテンコーヒー
オリジナルブレンドティー
ハーブティーフルーツバスケット
キャラメルほうじ茶   飲み物は以上の中から1品




スイーツ
パウンドケーキ
りんごとさつまいも、かぼちゃのT'sケーキ
キャラメルクリームブリュレ




お肉のお料理は大豆を加工したものを材料として使用。
レストランのコンセプトである

『肉、魚、乳製品、卵 を一切使わない』

という作り方からは想像がつかない程 
どのお料理も大変美味しくいただけました。

使用している食品も店内にていくつか販売されていました。

お店は落ち着いた雰囲気ながらも明るく過ごしやすい空間で
プログラムを終えられ時間が経過している方も最近プログラムを終了した方も
それぞれ工夫をしつつ日々お元気に過ごしていらっしゃる様子を伺うことができました。

後半は大学院生 頼さんの修士論文結果まとめ
『メタボリックシンドロームとその予備群を対象としたプログラム』

の報告などもさせて頂き、和やかな雰囲気の中散会となりました。
ご参加頂いたみなさま、寒い中本当にありがとうございました!
今回残念ながら欠席された方も次回は是非!お会いいたしましょう!

2010年2月8日月曜日

第5回メタボ改善プログラムオフ会






2月6日(土)に第5回メタボオフ会が開催されました。
当日はとても良いお天気に恵まれましたが
終止強い風の中ウォーキングとなりました。

今回はウォーキングの後にレストランにて会食となり
和やかな雰囲気の中、お料理もとても美味しく頂きました。

ご参加頂いた皆さまありがとうございました!
詳細は後日掲載いたします!

2010年1月27日水曜日

ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第5号≫

スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。

このメールマガジンは2009年9月に配信されました。


**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第5号≫**

みなさま こんにちは!
9月に入り少しずつ秋らしい気候に
なってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?


大変遅くなりましたが
今回はメールでもご紹介した
ノルディックウォーキング特集です。
担当は大学院生 大澤さんです。


ノルディック・ウォーキング特集
文責 慶應義塾大学 大学院健康マネジメント研究科 大澤祐介


[自己紹介]
 昨年、日本ノルディック・フィットネス協会の公認インストラクターの資格をとり、ノルディック・ウォーキングの普及に努めています。そこで、本メルマガでもノルディック・ウォーキング[導入編]をご紹介します。


■ノルディック・ウォーキング誕生
ノルディック・ウォーキングは、1930年代初頭に北欧フィンランドで誕生しました。当初は、クロスカントリー選手の夏場のトレーニングとして行われたといわれています。その後、専用のポールが開発されたことで選手以外にも広く普及し始めました。今日、母国フィンランドでは5人に1人が日常的にノルディック・ウォーキングを行っており、老若男女問わず多くの人々に親しまれています。そして、日本では2007年に日本ノルディックフィットネス協会が設立したことを契機に、以降徐々にではありますが、認知度が高まっています。


■ノルディック・ウォーキングの健康効果と魅力
[健康効果]
1. 同じ速度でも、通常のウォーキングに比べてエネルギー消費量が20%アップする(※1)
2. 肩や首にかけての痛みやコリを解消する
3. 首から背中にかけて横方向の柔軟性が向上する
4. 上半身の筋肉を活用する
5. 関節や腰に痛みなどがある場合でも悪化しにくい
6. 滑りやすい地面では、ポールが杖代わりとなる

※1
 ポールの使い方に慣れた中級者レベルでは20%アップが期待できますが、初級者では通常のウォーキングとほとんど変わらないといわれています。
(佐々木巌『ノルディックウォーキング』大学教育出版、2008年より)

[魅力]
1. 上り坂を楽に歩くことができる
2. いつものウォーキングよりも背筋が伸びている
3. 爽快感がある
4. 二の腕がパンパンになって、二の腕が引き締まる(気がする)
5. 歩幅が大きくなる
(これまでに日吉キャンパス内にて開催したノルディック・ウォーキング イベントに参加された方にお願いしたアンケート結果より)

健康効果については、定期的にノルディック・ウォーキングを行わないと実感することが難しい点が多いと思いますが、魅力については初めて行う方でも分かりやすいと思います。まだ経験していない方は、オフ会やイベントを利用して是非一度お試しください!!


■自分に合ったポール選び
 ポールの長さは、身長×0.68が目安となっています。なお、初心者の場合、それよりも短めのほうが使いやすくなります。また、体力レベル、柔軟性、腕の長さ、ウォーキングスピード、長期的な目的やノルディック・ウォーキングを行う地形(例:地面が濡れている場合は滑りやすいので短めの方が行いやすい)などを考慮する必要もあります。もし、ご自身でご購入される際には、一度お問い合わせください。


■ノルディック・ウォーキングの歩き方
 ノルディック・ウォーキングは、1.健康増進レベル、2.体力向上レベル、3.アスリートレベル、に分類できます。そして、各レベルによって歩き方のポイントが変わってきます。ここでは、1.健康増進レベルのポイントを紹介します。


[第1段階 引きずり歩き]腕と肩の力を抜いて歩く
慣れないポールを握るとどうしても腕と肩に余計な力が入ってしまうものです。そこで、第1段階では、ポールのストラップに手を通した後、グリップは握らずにポールを引きずりながら歩いてみましょう。






[第2段階 腕振りの練習] 地面を突くのは意識せず腕を振って歩く
肩を中心に腕を振ることを心がけます。通常のウォーキングでは肘を曲げて歩くことが勧められています。一方、ノルディック・ウォーキングでは、肩を中心に肘を伸ばした状態で腕を前に出してみましょう。人と握手をするように腕を前に出すイメージです。
 側面から見たときに、腕とポールとで三角形ができればGOOD!!






[第3段階 ポールで地面を突く] ポールで地面を突いて前方向へ推進力をつけて歩く
第2段階のときに、ポールが地面に引っかかった感触があると思います。このとき、少し力を入れてポールで地面を突き、身体を前方向に押し出すようにします。なかなか、初めて行うときは肩や腕に余計な力が入ってしまい。コツがつかめないと思いますが、数回行えばどなたでもできるようになります。ポールをお尻のところまで押すことが身に付くようになれば、健康増進レベル・マスターです。


ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第3号≫

スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。

このメールマガジンは2009年4月に配信されました。


**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第3号≫**

桜の花も咲きそろい心踊る頃となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。最近はかなり暖かな日差しが差し込むようになり、これから運動を始める方には心地の良い季節かと思います。


今年からスタートしましたメールマガジンも今回が3回目となりました。前回までの小熊先生、橋本先生に引き続き、今回からはスポーツ医学研究センターのスタッフまたはプログラムに参加している学生が、気になっている情報を提供していきます。
少しでもお付き合いして頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
今回は、立ち上げ時からバックアップのスタッフとして参加していた松尾から報告させてもらいます。内容は、皆様にご協力を頂きましたフォローアップ調査の結果をもとに、昨年1年間続けてきた本プログラムの効果について報告したいと思います。


生活習慣改善プログラムの参加状況について(2009年4月当時)
このプログラムは2008年1月に開始して、現在、約1年3ヵ月が経過したところです。これまでこのプログラムへエントリーして頂いた方は20名になります。そのうち、実際に本プログラムへ参加した方は全体で16名になります。内訳はスポーツ医学研究センターまで通ってプログラムを実施して頂いた通所群の方が7名、インターネットを利用した遠隔通信にてプログラムを実施して頂いたIT群の方が9名となります。皆様には貴重な時間を割いて参加して頂き、本当にありがとうございました。


生活習慣改善プログラム実行後の結果について
昨年末までに多くの方に、プログラムを終了してから3ヵ月後の追跡調査(『3ヵ月後のフォローアップ調査』)に協力して頂きました。以下にご報告する内容は、その調査に協力して頂いた方々の結果をもとに、プログラム開始前とプログラム終了時、そして3ヵ月後のフォローアップ調査から収集した値を平均化して各群(通所群とIT群)の効果の違いを見ています。そして計測結果として説明する項目は、検査時に測定した体重、1週間装着して頂いたライフコーダで計測した歩数(1週間の平均)、1日の摂取カロリー(対象3日間の平均)の3項目となります。







(1) 体重変化について
 まずは体重変化について以下のグラフに示します。





プログラム開始前に測定した値を基準として、通所群の方は平均でプログラム終了時までに約2.1kg、終了後3ヵ月までに約2.9kgまで減少していることが分かりました。IT群の方はプログラム終了後までに約1.9kg、終了後3ヵ月までに約2.6kgまで減少していました。
変化量につきましては個人差がありますが、参加者の平均で体重変化を見るとどちらのプログラムに参加しても効果的に体重が減少できていることが分かります。



(2) 1日の歩数変化について
 ライフコーダで測定した1日の平均歩数について以下に示します。








こちらもプログラム開始前の値を基準として、通所群の方は平均でプログラム終了時までに約4,500歩、3ヵ月後にはやや増加幅が減ってはきたものの約2,400歩増加していました。また、IT群の方はプログラム終了後までに約1,800歩増加、その後平均歩数は概ね維持されています。
参加者の平均として歩数変化を見ても、プログラム実施後は効果的に歩数が増えていることが分かります。今後も引き続き、これまでと同じように運動量維持に努めて頂ければと思っております。



(3) 摂取エネルギーの変化について

 対象期間に摂取したエネルギー量の変化について以下に示します。測定方法は参加者の皆様から頂いた1週間分の食事記録をもとに代表的な3日間の食事記録を取り出してエネルギー計算を行い、それらを平均して1日分の摂取エネルギーとして示しています。






摂取エネルギーについて細かくみると、非常に個人差が大きく、またその日の体調などによって状況が変わってくることもあるため、非常にばらつきが大きいことが分かりました。また摂取エネルギーは個人の体格差によって値が異なってきます。そのため上記のグラフのように平均化して読み取ることは大変難しいところではありますが、全体的にプログラム開始前と比較すると、3ヵ月後のフォローアップ調査までに摂取エネルギーが減少していることが分かります。これはプログラム終了後も皆様が食生活に気をつかい、全体的にバランスの取れた食生活が行われていたことを推測することができます。


以上が今回の調査結果から読み取れた内容となります。
通所群、IT群ともにそれぞれのプログラムを実行して頂くことによって、全体的に効果が出ていることが分かりました。今後はこのプログラムがきっかけとなって、皆様が少しでも健康的な身体を維持されて頂ければ幸いです。


また現在、プログラム開始から1年後のアンケートを順次お願いしております。
2年後には以前と同じ採血や体力測定を行わせていただく予定です。
是非末永くお付き合いして頂ければと思っております。


■  最後に
これまでは昨年1年間に皆様にご協力して頂きましたプログラムの結果について、各個人にご報告させて頂きました。そこで今回のメールマガジンでは、このプログラムを実行した皆様の状況をお伝えする意味でプログラム実施者全体の結果として報告させて頂きました。今回の結果も参考に、引き続き健康的な生活を維持して頂けることを願っております。
最後になりますが、本プログラムに参加して頂きまして本当にありがとうございました。
このプログラムに参加された皆様のお力があってこその研究でもありますので、今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。


以上


慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科
卒業生 松尾 素一

2010年1月19日火曜日

重要なお知らせ:『健康寿命をのばす本』『スポーツと健康 講演集』をお申し込みいただいた方へ

当センターのサイト内、

『健康寿命をのばす本」『スポーツと健康 講演集』のお申し込みフォームに不具合が発生しておりました。

フォームよりお申し込みいただいて、まだ私どもより返信メールをお受け取りになっていない方は、
お申し込みが正確に送信されていない可能性があります。

お心当たりの方は、大変お手数をおかけ致しますが、もう一度フォームよりお申し込みいただくか、
お電話045-566-1090 担当常川までご連絡いただけますようお願い申し上げます。

ご迷惑をおかけした皆様には、心よりお詫び申し上げます。

2010年1月18日月曜日

ライフスタイル改善プログラム参加者の皆様へ オフ会開催のお知らせ

新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
4日に初詣と運動不足解消も兼ね、下見にいってまいりました。本格的なウォーキングとしては、物足りないかもしれませんが、久しぶりにお会いしたみなさんと話しながら歩くにはちょうど良いかと思います。
詳細は下記のとおりです。
出欠について、1月20日(水)までに、メールでお知らせください。

<<第五回メタボ研究オフ会>>

日程:2月6日(土)午後1時30分 東急東横線多摩川駅改札集合
多摩川台公園の中をとおりつつ、ウォーキング
午後3時ころ  自由が丘T'sレストランにて軽食&歓談

会費:1,000円

T'sレストランは、昨年新しくできたヘルシー志向のレストランです。下見では、しっかりそのお味を確かめてきました!

寒い時期なので、温度調節のできる服装&歩きやすい靴でいらしてください。
(着替えはしません)
雨・雪など悪天候の場合は、直接レストラン集合としたいと思います。
ご家族の方の参加、途中参加(レストランに直接集合になります)も可能です。
多くの方の参加を楽しみにしています。よろしくお願いします。

2010年1月14日木曜日

2010年のご挨拶

ご挨拶がおくれましたが、
2010年のスポーツ医学研究センター始動しております。
本年もよろしくお願いいたします。

冬期休業があけると、
銀杏並木の剪定がはじまっていました。
5年に1回くらいの頻度で伸びすぎた枝を剪定するのです。

この時期の銀杏は落葉し、その姿がよけいに寒さを感じさせるのですが、
枝まで取り払われて、よりさみしく、寒々しい感じがします。

でも、この寒さがゆるまる頃には新芽が芽吹き、
青葉が茂ります。
これから1年ほどはボリュームのない銀杏並木に見えるかもしれませんが、
また5年たつ頃には、剪定しなくてはならないほど成長するのですから、
その生命力の強さにはいつも驚かされます。







かなり高さがあるので、レッカー作業です。
レッカーから太い上の方の枝に移って作業しているかたもいます。





今日は、スポ研前での作業でした。
伐採された枝がすごい量です。
この枝を細かくしてまとめるのも大変な作業です。
メインストリートの銀杏を剪定するのは数週間かかりそうです。
寒い中、おつかれさまです。


今週は体育会野球部のコンディショニングチェックを行っています。




部員全員の体脂肪率測定、理学療法士、トレーナーによる整形外科チェック、
保健師による内科チェックを行います。
必要に応じて、医師の診察や医療機関への紹介も行います。