2009年10月27日火曜日

協生館にクリニックがオープン

本日は体育会部員の皆さんへ耳より情報をお知らせいたします。

日吉キャンパス協生館内1Fにクリニックが開院しました。

医療法人社団なかよし会 日吉メディカルクリニック

内科を中心としてさまざまな診療科を開設する予定だそうですが、
2009年10月19日より、火曜日は整形外科の診察がスタートしたそうです。

担当医は慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センターの岩本潤先生です。
岩本先生はスポーツ医学、骨粗鬆症、脊椎・脊髄、骨代謝学を専門とし、
数多くのアスリートたちの診察をされている先生です。


日吉で活動する学生アスリートの皆さんには頼れる存在となるでしょう。

*慶應義塾所有の建物内ですが、大学とは関連のないクリニックです。 もちろん一般のかたも診察を受けられます。

お問い合わせは、下記までおねがいいたします。

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医療法人社団なかよし会 日吉メディカルクリニック

〒223-8526
神奈川県 横浜市港北区日吉4-1-1 慶應義塾日吉キャンパス協生館1階
TEL 045-564-1740

http://www.hiyoshi-medical.com/

2009年10月23日金曜日

ライフスタイル改善プログラムメールマガジン≪メールマガジン第1号≫

スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子準教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。


**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン第1号≫**


※このメールマガジンは2009年2月に配信されました

今回は、先日のオフ会で、まだまだ一般の方には誤解が多いのかも・・と認識した点
「運動は、20分以上は行わないと効果はない?脂肪を燃やすには、
負荷の軽い運動がいい?」について、簡単にまとめてみました。


オフ会で話があがったもので、是非知っておいていただきたい点をまとめてみました。
今回配信するのは、そのうちの一番目の点です。


1. 運動は、20分以上は行わないと効果はない?
脂肪を燃やすには、負荷の軽い運動がいい?


“脂肪を燃やすには、負荷の軽い運動がいい。”
“20分以上しないと、脂肪が燃えてこないので、20分以上は行う必要がある。”



・・などということを聞いたことはありませんか?
われわれの身体のエネルギー源には主に炭水化物(糖質)と脂質があります。
そして、運動の強度が高いほど、炭水化物の利用率が高い。
強度の弱い運動ほど脂質の利用率が高いのです。かつ、経時的にみると、
同じ運動強度でも、運動継続時間長くなるほど消費エネルギー源として、
炭水化物から脂質の依存度が高くなります。
(下図.「入門運動生理学第3版」杏林書院より)








これだけ考えると、弱い強度の運動を長く行う方が脂肪燃焼には有利に思われるでしょう? 実は必ずしもそうではありません。なぜなら、運動後のエネルギー消費が加味されるからです。すなわち、運動中は確かに、強度の高い運動あるいは時間の短い運動では、エネルギー源として炭水化物の利用度が高いのですが、これらの炭水化物の体内貯蔵は決して多いものではなく(*)、運動終了後摂取された炭水化物は筋肉や肝臓のグリコーゲン貯蔵を補うことに使われ、その分エネルギー源としては、脂肪が使われることになるのです。
ですから、20分以上行わなければ意味がないとか、弱めの運動にしておかないといけない、というのは、間違いです。


短い時間でもいい(最短10分目安)ので、こまめに身体を動かす機会を作りましょう。
ただし全体でのエネルギー消費量を考えると、慣れてきたら、ある程度まとまった時間運動できるようにしたいものです。運動の強度については、安全面からも無理のない強度、せいぜい早足くらい(ニコニコペースといいます)ではじめることをお勧めします。
強度を増やすと脂肪が燃えなくなるわけではないので、慣れてきて、また、できるようなら(ここは無理しなくていいのです、できる人だけやればいい)強度を増すと、短い時間で比較的多くのエネルギー消費につながり、効率的です。
体力増強という意味では、運動強度の高い方がより効果的です。


* 3大栄養素(マクロニュートリエント)
私たちの身体の中でエネルギー源となる栄養素は、炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質です。この3つを“3大栄養素”あるいは”マクロニュートリエント(macronutrient)”といいます。
ご存じのように、炭水化物とタンパク質は1gで4kcal、脂質は9kcalのエネルギーになります。ただし、たんぱく質は、通常の状態ではエネルギー源として使われることはほとんどありません。炭水化物と脂質が主なエネルギー源となるわけです。


これらの3大栄養素は、体内では、

炭水化物  → グリコーゲン(肝臓、筋肉)
脂質    → 体脂肪
タンパク質 → 遊離アミノ酸
 

の形で蓄えられています(次の図)。





グリコーゲンは200−400g (800-1600kcal)、せいぜい1日の摂取エネルギー相当の蓄積、
タンパク質のエネルギー源としての蓄積はほとんどありません。
脂質については、人による差が大きく、5-10数kg、エネルギーにして3.5-10万kcal!
となります。


お話したいことは、まだまだたくさんありますが、今日はこれくらいにしておきます。


メタボ改善プログラム担当
小熊祐子

ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン特別号1≫

スポーツ医学研究センターでは、ライフスタイル改善プログラム参加者に向けて、メールマガジンを発信しています。
小熊祐子准教授を中心とし、管理栄養士の橋本玲子先生、スポ研スタッフ、スポマネ大学院生が持ち回りで、運動や食事に関する『健康的に過ごすため』の役立つ情報を配信しています。

プログラム参加者以外の方にもとても有用な情報ですので、
こちらのブログにも転載します。


**ライフスタイル改善プログラム≪メールマガジン特別号1≫**


※このメールマガジンは2008年6月に配信されました

皆さん、こんにちは。食事のコメントを担当させて頂いている
管理栄養士の橋本です。

こう暑い日が続くと、冷たいアイスや飲み物を口にしたり、
さっぱりとしたそうめんなどで食事を済ませがちですが、
睡眠不足や紫外線によるストレスで体力を消耗する夏こそ、
しっかりと栄養補給を心掛けることが大切です

そこで、夏バテを吹き飛ばすための食生活のポイントをまとめ
ましたので、日々の生活に取り入れてこの暑さを乗り切って
ください。

ポイント1:エネルギー源となる主食をしっかりとる

食欲がない時は、そうめんやざるそばなど喉越しの良い
麺類がお勧めです。ただし、これだけではたんぱく質や
ビタミン、ミネラルが不足してしまいますので、卵やハム、
鶏肉、納豆、きゅうり、もやし、山芋、ワカメなど、
たんぱく質と野菜を組み合わせて食べるようにしましょう。
冷やし中華や冷麺などは栄養バランスがとれていてGood!
胃腸を冷やさないために、あえて温かいけんちんうどんや
鍋焼きうどんを食べるのも良いですね。

ポイント2:ビタミンB1の豊富な食品を積極的にとる

ご飯やパン、麺類などをしっかり食べてもビタミンB1が
不足していては、エネルギーが効率よく作られません。
特にアルコールや砂糖のたっぷり入った炭酸飲料を
飲む人はビタミンB1が消費されやすいので注意が
必要です。豚肉、うなぎの蒲焼、ブリ、カツオ、
枝豆、豆腐、玄米、そば、ごまにはビタミンB1が
豊富に含まれます。

ポイント3:香りの強い野菜を上手に取り入れる

にんにく、玉ねぎ、ねぎ、ニラなど香りの強い野菜
には、ビタミンB1の利用効率を高める働きがある
ため、上手に組み合わせてとると良いでしょう。
うなぎの蒲焼とニラの炒め物、豚肉とにんにく
豆腐入りゴーヤチャンプルなどは、ビタミンB1が
効率よくとれるお勧めメニューです。

ポイント4:食欲増進&胃にやさしい食材を活用する

食欲が湧かない時は、にんにく、唐辛子、カレー粉、
しそ、みょうがなどのスパイスや薬味を取り入れるのも
一案です。また、胃の粘膜を保護するネバネバ食品
(オクラ、山芋、モロヘイヤ)や、消化を助ける大根、
かぶ、しょうが、キウイ、パイナップルなども積極的に
とって、弱った胃を労わってあげたいですね。

ポイント5:こまめに栄養を補給する

食欲が低下している時は、一度に食べる量が減って
しまいますので、食事と食事の合間に、おにぎりや
果物、ヨーグルトなどをこまめに補給することも
お忘れなく。

また、言うまでもありませんが、水分もこまめに
補給してくださいね。

以上です。

橋本玲子
http://www.rh-diet.com

2009年10月20日火曜日

体育会部員を対象とした血液検査のお知らせ

スポーツ医学研究センターでは、
体育会所属部員を対象に、年2回の血液検査を行っています。


最近どうも疲れやすい。
自分だけ練習についていけない。
記録がおちた。。

など、思い当たる事はありませんか?
運動選手がこのような症状を示す原因のひとつに、貧血(鉄欠乏性貧血)があります。
貧血は徐々に進みますので、初期症状はあまりありなく、運動選手はパフォーマンスの低下で気づく事が多いようです。
目眩やふらつきなどの自覚症状が現れた時は、かなり貧血が進んだ状態といえるでしょう。
運動選手は一般の人よりも貧血になりやすく、定期的なチェックが必要です。
今回の検査では、肝機能のチェックも行ないます。
学生のみなさんはなかなか血液検査を受ける機会はあまりないでしょう。
運動を続ける上での基本的なメディカルチェックのひとつとして、一年に一回は受けておくと安心です。

体育会部員を対象とした血液検査を以下の日程で行ないます。
申し込み書は体育会事務室を通じてメールで各部にお送りしました。
検査を希望する部員は、必要事項を記入の上、メールにて返信、または印刷して受付に持参、
faxのいずれかで申し込んで下さい。

締切間近です。お申し込みは早めにお願いします。

日程:11月4日(水)5日(木)6日(金)
受付時間:午前8:45〜11:15 午後12:30〜3:00
対象:2年生以上の部員(春の検査を受けられなかった1年生も受付けます)
検査項目:貧血検査、生化学検査(GOT,GPT,CK,LDH,血清鉄)
検査料金:ひとり700円
申し込み締切り:10月23日(金)PM5:00まで
結果返却期間:11月26日(木)〜12月3日(木)代表者が取りにきて下さい。

こちらのページも参考にしてください

この検査は体育会部員を対象としていますが、
慶應義塾に所属しているスポーツ団体(サークル)も受付けます。
検査を希望する団体は、代表者がスポーツ医学研究センター受付(TEL045-566-1090)まで
ご連絡ください。